いじめ【嫉妬】

そして、帰り。

家が近い由乃と一緒に帰った。

そして、みーちゃんの事を話した。

「…マジ? 美優って子最低じゃん」

そう言いながら由乃は、落ちていた

石ころを蹴った。

真っ赤になった夕日がにじんで見える。

「…だから明日、今度こそ聞くんだ。

どういう事か」

みーちゃんとの関係を、はっきりさせたい。

こういうのはメールとか電話とかで

やるより、実際会った方が、真実が

知れる気がする。

だから。

「そっか、ユリ、元気だしなよ? 」

「うん、ありがと」

いつもはキツい性格の由乃が優しく

言ってくれる。

友達って、やっぱいいな。