【小春ー2】


「先輩~
もう勘弁して
くださいよ~」




もう、かれこれ10分。

未だ
トイレットペーパーは
頂戴出来ずにいた。





カシャ!
カシャ!






「…先輩
何してるんです?」






「ん……撮影。

マニアに売れるかと
思って」






「うう~~
止めてください~」






するとそんな様子を見て
ララ先輩はポンと紙を
投げてくれた。






「これに懲りたら
トイレの紙は切らさない
よーに。
分かったか?」





ケタケタと笑いながら、
先輩は去ってゆく。






ってゆーかせめて
ドア閉めて…