春うララ

【小春ー12】



「ううう~……」







「あら春。
どうしたの??
便秘?」







「違います!
快便ですよ!!


そうじゃなく
悩んで
頭抱えてるだけです!」







快便って言うコイツも
スゴいが…







などと
ララは思いながらも
小春に問いただしてみた







「何を悩んでるのよ?」







「明日のテストです。

物理学が
チンプンカンプンで…

誰か頭の
いい人いないかな…」







すると先輩は私の前を
何度も顔を覗かせました







「………なんです?
先輩……」







「頭いい人が
必要でしょ?

ホレ。ここ、ここ。
ここにいるじゃない」







先輩はそう自分に
指差した。







「あっはっは~~!!

またまた冗談は
よしてくださいよ~」







ババッ!!







その言葉と同時に、
素早く物理のテストが
広げられた。








「楽市蘭子」



そこには先輩の名前が
書かれており、
その全てが90点以上の
品物であった。







「うそぉ!!」







小春は身を乗り出し
テストをマジマジと
見た。







小春鑑定団の結果、
どうやら本物の値が
つけられた。







「す、すごい…」







「カッカッカッ!

まあ、そのくらい
凄くないわよ」







ってかコレ
いつも持ち歩いてる
先輩が凄いと思います