太陽燦々照らす真昼





気持ちのいい縁側で
猫と日向ぼっこ





欠伸をすると
同じく大口を開ける





ゴロンと横に寝返りをうつと
同じく腹を見せる





いつしかその動きを止め
日の暖かさにとろかせる





気持ちの良い陽気に誘われ
出て来たのは君の笑顔





時には笑い


時には頬を膨らませ怒り


時には意地悪そうに舌を出す





それは
戻る事のできない出来事





起きた時には
辺りは真っ暗の布団の中





猫も


縁側も


君の笑顔も


遠い遠い夢だった