「あ、壱はなー」


うん、うんと聞く気満々だったのに


「俺がなんだって??」


壱がきた!


「もー壱。
今、いいとこなんだからぁ」



「おお、悪い
俺の名前言ってたから」


そりゃそうだけど…

あ、もー直接聞けばいいじゃん♪


「そか、ごめんごめん。
実はさ壱が沙紀のこと
どう思ってンのかなあ?と
思いまして。」



「だから、なんとも
思ってねえよ。」


うそだあ!
メールしてたじゃん!!


そんなことを目で訴えたら
壱が重たそうに口を開いた。