夏の名前





最後に、



「まだ一人じゃ輝けない。」



と付け加えたのも、聞こえなかったようだ。



―やっぱり、相葉さんは、それでいい。



でも、今なら…?



相葉さんと出会えた今なら。



俺も、



自分で輝けるかな…?



なぜか、涙が頬を伝った。



泣いた記憶なんて一度もない。



―涙って、あったかいんだ…。



その夜、ハルを抱きしめながら眠った。