【現夢三回目ー2】


全くどうなってやがる?







昨日見た地下階段と
同じ風景を
映し出していた。








天然の鍾乳石のような
石から発する青い光…







こんなとこまで同じだ。







さすがに
夢をバカにしていた螢も

この様子を見て
少し真剣に進んでゆく。






すると…







昨日の夢と同じく

地面にはサハラ一族の
死骸が転がっている。







その死骸の前には、
見たこともない
白いヒゲを生やした
老人が立っていた。







その老人は
すぐに下りてきた
螢に気付くと

後ろを振り返る。






「おや………
アンタは……」







螢はとりあえず
様子見で会話をしだした







「……この前村のモンを
助けました…

螢って言います」







それを聞いた老人は
すぐに
分かったかのような
反応をした。







「おお、おお。
アナタが………

この地下で急に消えたと
村の者は言ってましたぞ」







急に消えたって……






やはり、
この夢は何かが
おかしいと思った