DOLL

妄想の狭間にたゆたう

儚いもの

なんて、何も無く

毎日が同じの

つまらない繰り返しなのかと

思っていたことがある



年をとってみて

毎日が何も無く

暮らせることの

ありがたみを知った

現実は断固として

存在し

本当は、こんなに

優しいものだったのだ