もちろん椅子は粉々。 犯人はよろけながら去っていった。 「…って!取り逃がしちゃっていいの!?」 遅かった。 晴也は雛姫ちゃんを連れてどこかへ行っていた。 「んじゃ、あたしも行くわ~^^」 恵も携帯片手にふらりと行ってしまった。 ―――オレ…どうしょう…? と、思った瞬間… 後ろから声が。