窓の方を向いて、俺に「行け」と言う。


あぁ、自分に構うなってことか。ふざけんな。


話しかけてきたのはお前の方じゃねぇか。



「ハッキリ言うぞ。
俺はお前に泣かせるようなことした覚えはない。
ガキじゃねぇんだから、言いたいことあんならハッキリ言え。
イライラすんだよ。」



ゆっくり、美海の方へと歩み寄っていく。


細い腕を掴んで、俺の方へ向かせる。



「……あたし何かした…?」


涙の溜まった目で、俺を見つめて、ハッキリと…そう言った。


「はっ…?」


俺の服の袖を掴む仕草にドキドキした。