その間に、姫仲は先に行ってしまった。 「はぁー……」 俺がため息をつくと、晴は何を思ったのか、草の上に落ちている、桜の花びらを頭から被った。 「ちょっ…おまっ…」 「もー、涼ってば、そんなに花びらとりたかったのかよ? ほら、いっぱいあるから、思う存分とっちゃってくれよ!!」 満面の笑みで、俺を見てくる晴に、余計に脱力した。 「お前絶対おかしいよ。 ってかその辺に落ちてる花びら、頭から被んのやめろよなー。」 そう言って、晴の頭にフッと息を吹きかけた。 綺麗サッパリなくなる花びら。