̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




「姫香ーー!はやくしてよぉ!!遅刻するし!!」


玄関の方から姫の声がする。


「わかってるってばー!あとちょっとだからーーー!!!」


といつもと同じセリフを言う。


「もぅ!!まーだ髪の毛いじってんの?はやくしなって!」


いつの間に近くに来ていたのだろうか。

姫の顔がすぐそこにあった。


「いいですよねーストレートの姫ちゃんは。
どーせ私はテンパだしいくら髪の毛いじっても変わんないですよーだ」



毎朝長い時間かけてセットする髪の毛は

午後の授業にはもう元にもどっている。

いいなぁ姫はストレートで。。


「はいはい、姫香。そんなこと言ってないでちゃっちゃと仕度する!
姫香はそこがチャームポイントなんだから気にしない☆」


とこれまた毎朝同じセリフ。