『だって、約束したじゃない……!!』 『他に予定があったんだ、ごめん』 『私との約束より、大事なこと……? ねえ? 何か言ってよ? 他に……女の子がいるんでしょ……?』 あの彼は、じっと口を結んでいた。 『お願い、何か言ってよ……!!』 取り乱した私の顔を、冷静に見て、ただ深く頭を下げて、 『ごめん』と、『悪かった』と。 『もう終わりにしたい』 と──。 そのまま、涙をぬぐって彼の部屋を飛び出し、この交差点までやってきた。