「おい。その子離せ」


頭の上から今まで聞いたことのない低い声が聞こえた


「何だよ、邪魔すんのかよエイ」


「コウがその子を気に入った。だから他の子にしろ」


「コウが!?マジかよ」


周りがざわめく中、私は腕をもたれて立ち上がった


見上げると金髪に青い瞳が私を見つめていた