――球技大会、練習初日。
火曜日と金曜日の放課後の二日間。
3時半から4時半が第二高校、4時半から5時半までが第一高校のバスケの練習日だった。
「じゃあ、さっそく練習はじめよう!
今年こそ第一高に勝つからね!」
キャプテンの三年生、杉山さんの掛け声と共に練習を開始した。
まずはドリブルとパスを繰り返し練習して、シュートの練習。
うわっ……みんな凄い。
わたしなんて少し強いパスを出されると、上手くキャッチ出来ずにボールがラインの外まで転がっちゃうのに……。
「春香、大丈夫?」
「う……うん」
練習を開始して30分。
一人だけ息が上がってるわたしに、美鈴が声をかけた。
本当は早く練習を終えたい。
こんなにキツイなんて思ってなかったよ。
額の汗を拭いた時、後ろから杉山さんの声が響いた。
「大丈夫じゃないでしょ」
振り返ると杉山さんが怪訝な顔でわたしを見てる。
わたしは恐る恐る口を開いた。

