しばらくの時間、腰を捻ってみたりしたけどビクとも動かない。 どうしよう、どうしよう‥‥ 叫んで誰か助けを呼ばなきゃ。 けどこんな姿‥‥誰にも見られたくないよ。 半分泣きそうになってるわたしの顔の近くに子猫が寄ってきて、”ミャ~”ってかわいい声を聴かせてくれる。 「応援してくれてるの?」 不安でいっぱいのわたしは、つぶらな子猫の瞳を見つめ泣き出しそうになった。 「お母さんは? どこかへ行っちゃったの‥‥?」 涙声で言った時、見えない塀の向こう側から声が聴こえた。 「何してるの――?」