あ、れ‥‥? 体が痛くない。 床に着いてる両足を見た後、美穂ちゃんたちに視線を向けた。 「かっ、かかかっ‥‥楓さん!!」 ‥‥美穂ちゃん? 青ざめた顔の美穂ちゃんの視線の先を追い、 後ろを見たわたしは息が止まった。 この人が 安藤楓さん――。 咲坂さんと同じくらい背が高く、細くてガッシリとした体。 切れ長で長い睫毛の瞳が、わたしの頭の数センチ上にあった。