「だから第二高はバカなのよ」
え‥‥?
お財布を拾ってくれた美穂ちゃんとは別人のような冷たい瞳。
わたしは唾を飲み込んだ。
「本当に損得なしで友達なんてつくれる?」
「わたしは‥‥つくります」
「嘘よ。寂しいから一緒に居るだけでしょ?
困った時に助けてほしいから仲良くするんでしょ?
それって、自分のために利用してるだけじゃない」
「違う! わたしは美鈴に素直に思いを話せるから‥‥美鈴の笑った顔が好きだから、ただそれだけで――」
「バカにしないで!!」
「きゃっ」
思い切り肩を突き飛ばされたわたしの足が、一瞬宙を浮いた。
床に叩きつけられる――!!
そう思った瞬間、
背中からパンッと何か弾ける音と温もりを感じた。

