「そっか、君が美鈴の友達の春香ちゃんか」 うっ‥‥。そんなにじーっと見ないでほしい。 それに、無数の鋭い視線がこっちに向いて痛い。 「もう、隼人ったら。春香が困ってるでしょ?」 咲坂さんの制服を引っ張った美鈴。 「ごめんごめん」と咲坂さんが謝った。 「そういえば楓さんは?」 「楓? アイツは屋上で先に飯食ってるって」 「ふ~ん、そうなんだ」 「あっ、今がっかりしただろ?」 「してないよ!」 わざとニヤッと笑みを見せた咲坂さんの腕を、美鈴は思い切り叩いた。