「よお!」
「ふふっ、思ったとおり。隼人だ」
「ん? 何が?」
女の子の集団の中から出てきた男の人。
その人は、今朝隣の校舎に居た黒髪の人。
咲坂隼人さんだった。
うわぁ~。目鼻立ちが良くて本当にカッコイイ。
背だって、こんなに高いんだ‥‥。
「『何が?』じゃないでしょ? 隼人のせいで春香が転んじゃったのよ」
「えっ、マジで!? ごめんね、春香ちゃん」
「あっ、いえ、そんな‥‥」
ブンブンと首を大きく振るわたしは、咲坂さんの顔を正面から見る事が出来なかった。
どうしてだろう。
かっこいいからとかそういう事じゃなくて‥‥なんだかとても眩しく見えた。

