……。

タケルか?
「タケル…お前そんな趣味だったのか。」

と恐る恐るきく。

タケルは悲しそうに
「ううん、俺、被害者。まどかに寝てる時にされた」


まどか…。お前彼氏にこんなおもいをさせて。

俺は同情して、自分も悲しんでみせた。

「仕返ししてやれ。」

「いわれなくてもするよ」
というタケル。


ドンマイ。

ああ、でも似合ってたぞ。
と思いながらタケルからまどかへ視線を移す。

…。


最強だな。

そうおもい、遊園地をでた

外にはタクシーがもうきていて彩を後部座席の端に座らせた。まどかは前に乗ろうとしていて、タケルをみると切なそうな顔をしていたから俺が前にのった。


彩はつかれて寝てしまったが残りの2人はこの静かなタクシーの中でチャンバラごっこをしていた。

イッテーといまにもきえいりそうな声がして俺はタケルをみた。

膝をかかえて呻いている。
まどかをみると顔を真っ赤にしてタケルをたたいていた

タケル、まどかのファーストキス奪ったんだなと思いながら俺は口角をあげて2人をみていた。





お似合いの二人だ。