「タ、タケルすごっ」

と私がビックリしているとタケルはまぁねと笑いながら私を見下ろした。



ね?タケルあなた…
「ん…どっちかな?」
やっぱり!!道に迷ったんでしょ!!

「タケル、まさか道に迷ったなんて言わないでしょうね?」

「う…。そのまさかです。」 

………。バカタケル!!
パンフレットちゃんと見ないからよ!! 

「タケルのバカーーこんな森どうやって抜け出すのよ」
「だって……。」

タケルはそう言うとうつむいてしまった。

「はぁ、タケルらしいわ。まぁこれも楽しみの一つに数えましょ?」

私達は気付けば森の奥深くまで着ていた。

携帯をみると圏外だ。


まずは抜け出す方法を考えないと。