「解決なんて…私、こんなことで解決なんて…。知聡が…っ。私、知聡のこと…!!」 助けてあげられなかった。 守ってあげられなかった。 知聡はあんなにも〝痛み〟を抱えていたのに。 知聡は私のこと、いつでも守ってくれたのに。 私を想ってくれたのに。 私は何一つ気づかなくて。 知聡を傷つけた。 知聡の想いを踏みにじった。 私が、知聡を…―!! 「殺したようなもんじゃない…!!」