「んじゃあ、集めた金、パーッと使っちまいましょうよ。八王子さん。っつっても集まったのは、はした金程度ですけどね」 ……え…っ…? 今、何て…? 「は、八王子…先輩…!?」 思わず立ち上がってしまった。 けど、間違いなく、数人の男たちを引き連れてその中心にいたのは、私の高校で生徒会長を務める八王子先輩だった。 学年を問わず誰からも好かれ慕われ、先生たちからの信頼も厚い、憧れの的の八王子先輩。 けど、私の目に映ってる男には、そんなカケラの一つも見られなかった。