翌日。






私は目覚まし時計の音ではなく、鳴り響く救急車とパトカーのサイレンで目が覚めた。









まだ朝の6時過ぎだった。






私はじじいから状況を聞き、スウェット姿のまま雨が降っている外に出た。













現実が、信じられなかった。








だってさ、昨日、あんな微笑みを浮かべていた人間が、12時間経った今、もうこの世にはいないなんて誰が信じられる?












信じられるわけ、ないじゃない。