「私は…。私はこれが楯岡さんにとっていいことだとは思いません!
だって由香さんは、楯岡さんのことも…好きだったんでしょう!?それなのにこんな…こんな終わり方でいいんですか!?
私は…!!私が楯岡さんだったら!!自分の愛した人の本当の気持ち知りたいって思う!!たとえ傷ついても…!!」





話したところで由香さんと楯岡さんの関係は今まで通りにはいかないかも知れないけど…!!





でも何も知らないままでいるよりは…きっと…!!











「はぁ…。あんたってホント、あたしに似てるけど全っ然違うわね。
ま、あんたの忠告はありがたく受け取っとくわ。それじゃあね。あんたもちゃんと現実見なさいよ」






その一言を言い終えるや否や、由香さんはきびすを返して早足で公園を去って行った。