「へ…っ!これでもう逃げられないぜ…!!」



「よくも俺らの仲間をやってくれたなぁ!!」







手を拘束されてる私に向かい、もう一人が間髪入れずに殴りかかってきた。







ったく、手が拘束されてようが、上半身が動けるんだったらよけることなんて容易いんだっつーの!!







殴られる前に上半身を左に屈める。




拳は私に当たらず、私を拘束していた男の肩にヒットした。