にぎやかだった社長が部屋をあとにする。 一気に空気が重たくなったような……。 「さて。俺は新人だからと言って甘やかしたりはしないからな。ただでさえ経理課は人手が少ないんだ。他にとばされたくなきゃさっさと仕事を覚えることだ。黒崎さん、コイツに一通りの流れを教えてやってくれ」 「はい」 ホントに容赦ないなっ。 つか何その変わりよう…。 さっきの社長の前でのヘラヘラ顔はドコへいった?!