私…

実は、ちーちゃんのその不機嫌顔、好きなんだよねっ!

ギュッと腕にしがみつき、頭を預けた。

「やっぱり、ちーちゃんがいいっ」

「…は?何言っちゃってんの」

ちーちゃんって呼ばれ、口端上がってきてるだろう顔を想像してみる。

ふふっ

…楽し~い!

「呼びやすいし。親しみやすいし」

「あのなぁー。ガキっぽいからヤだつってんだろ」

「いーじゃん。どうせガキなんだから」

「結愛?」

きゃ。

ちーちゃんが、私の肩から腕を外し私の正面に立つ。

「だったら、オレも好きにさせてもらうから」

ニマニマ笑って、私の髪を撫でるちーちゃん。

ひゃあっ…

朝から…

公衆の面前で…

何をっ!