千景くんは幼なじみ

「ごめ…んなさい。梓からは、花火大会でナンパされたのは聞いたけど、ワタルくんやちーちゃんの名前は聞いてないの。ましてや、他の子の行動なんて…」

「うっわー、悪趣味だな。なら、途中でそう言えよ…」

「だって、ちーちゃんがどんどん話すからぁ」

うわ。

ちーちゃん、

おでこをそっと離すと、今度は私に唇を近づける。

「…そっか。じゃあ、もぉなんも話さねー」

唇が触れそうだよ。

吐息がかかり、ドキドキ度がどんどん増していく。

やめて。

…無言で見られてると、

本当にどうしていいかわからないよ。

ちーちゃんの切ない瞳に、胸がギューッと締め付けられる。