千景くんは幼なじみ

どこかに座って待ってよーか。

今日は他校生も自由に入れるから、色んな制服の子で、校内は賑わっていた。

トラブルに発展した時に、どこの学生か分かるよう、制服着用が原則。

キョロキョロしていると、突然後ろから肩を叩かれた。








「えっ!?」

「…久しぶり。あ、ごめん。話しかけちゃ…ダメだよな」

振り返るとそこには、

すごーく懐かしい顔。

「そ、そんなことないっ!寿太郎くん…元気だった?」

久々に見る寿太郎くんは、相変わらず癒し系で、笑顔を見ているだけでホンワカした気分になってくる。

「おぅ、相変わらず…かな。体力だけは自信あるし。結愛は?…あれから、元気だった?」

ドキ

あれから。

寿太郎くんに気をもたせたまま別れて、それからって事だよね。

「ご…めんね。怒ってるよね?寿太郎くんに、ちゃんと謝らないといけない、私」

頭を下げると、寿太郎くんが慌てて私の肩に触れる。

「違うって、責めるつもりもねーし。オレ、全然怒ってないから」

ちーちゃんは違い、不機嫌とは無縁の寿太郎くんの表情。

そう言われると本当に…怒ってなかったのかなって、思えてくるから不思議。

私、あんなひどい事したのに。