千景くんは幼なじみ

「梓の好きなタイプ、もっと教えて」

「そーだなぁ。ま、年下だから背が低めって事はないけど、全体的な雰囲気でいうと…

人なつっこくて、笑顔が可愛くてぇ」

…あれ。

何かそんな人、どこかにいたような。





「それでね、すごーく優しい人。クールなタイプは苦手。それと、よく喋る人がいいなぁ~」

「へぇ、そうなんだ。身近にいないの?」

「うーん、そうだね」

いつもハッキリな梓も、今日ばかりは言葉を濁す。

年下じゃないけど、なぁんとなく和奏くんがあてはまるような…。

気のせい!?

「…和奏くん?」

って私が言うと、梓はニマニマ笑った。

「惜しい!あれで年下なら良かった」

だって。

…別にいいのに、そのぐらい。