千景くんは幼なじみ

「梓は?今は彼氏いないの?」

可愛い梓。モテそうだけど彼氏がいるか知らないんだ。

二人で色々話すけど、まだ好きな人を引きずってたら…と思って聞けなかった。

今、ついでだから聞いてしまおうと思った。

私が見た感じ…

クラスでも特に誰か男子と二人きりって事もないし、

多分いないんだと思う。

梓はフッフーと意味ありげに笑う。

「…いないっ」

やっぱり。

「そっか」

「あ!今、やっぱりって思ったでしょ?こらぁ~っ」

梓はまたふざけて、お弁当箱のおかずをこぼしそうになる。

「あは、ごめんってば。だって、クラスにいなさそうだし」

「そーなのよ。私、年下が好きだから」

え。

梓の言葉に、私の箸が止まる。

そんな私の背中を、梓がバシンと叩いた。



「ちーちゃんだっけ?結愛の彼氏には興味ないから安心して~っ。私、友達の彼氏は好きにならないから。それに背の高い人、苦手なんだよね。」

そーなんだ。

梓のタイプとか、聞いた事ないだけに

…もっと聞きたくなった!