千景くんは幼なじみ

「もし私が先に彼に告白してたら…って思ったけど、多分違うんだよね。

私は心のどこかで、彼が告白してくれないかなって思ってた。でも、しなかった。

勇気出して言った彼女の方が、彼への思いが深かったんだぁー」

そう言って、彼女は唇を軽く噛んだ。




「私がもっと早く告白してても、結局彼は友達を好きになったと思うし。

だから、友達を無視したりとか、そんな事しなかったよ。無視したって何も解決しないもん」

「もし私だったら…そんな風に思えないかも。さすがに無視はしないけど、何で?どうして?毎日落ち込みそう…」

だって、ちーちゃんが穂積を好きになったらどうしようっていう不安は、少しはあった。

「んー。でも、私はその子も好きだったし、彼が好きになるのも無理ないって思った。

あ、それに。友達にはハッキリ言ったよ」

「…なんて?」

「簡単に別れるような二人なら、今すぐ別れてって。

でもそうじゃないなら…応援するって言った」

うわぁ…私には絶対言えない。

失恋してすぐには…無理だよぉ。