千景くんは幼なじみ

「あ…それはぁ」

「丸ちゃん…あ、寿太郎の野球部の先輩で、私の友達なぁ。そいつから久々電話あってさー。

寿太郎、最近ちょっとスランプだったのに、新しい彼女が見に来てたから、すげー調子良かったって」

あ…新しい彼女ぉ!?





「違うの!それはね…偶然」

と言うか、和奏くんに連れられて…というか。ある作戦実行の為に。

「わーってるって!寿太郎がデレデレしてっから、丸ちゃんたちが勝手に盛り上がってるだけだろー?

でも助かるよ。嘘でもいーからそうやって寿太郎のフォローしてもらえると。

アイツ、絶対結愛みたいなんタイプだと思ったんだよな!紹介して良かった!」

満足げに話す穂積に…

本当の事が言えなくなってしまった。

…ヤバい。早く…言わなくちゃ。

これじゃ、穂積にも寿太郎くんにも…失礼だよね。







「穂積!あのね…」

「結愛ちゃ~ん!」








う゛。

また、邪魔が入ったよぉ?








廊下から私を呼ぶのは、

ニコニコ笑顔の和奏くん。

来たっ!

どうしよう。





…あ、和奏くんにソーダンしよう

そーしよう。