千景くんは幼なじみ

「マジー。じゃーオレ、そこ入ろーかな」

…はい?

ちーちゃんの顔がゆるむのが、目に見えてわかった。

お菓子とお茶目当てデスか?

ドーナツ卒業とか言ってたくせに、やっぱりまだ甘党!?

しかも、部活だから…堂々と食べれるし。




「ちーちゃん…お茶って、自販機で売ってるようなお茶とはワケが違うんだよ?

お菓子だって…」

「知ってるー。抹茶だろ?オレ、好きだし。和菓子も好き」

いやいや…。

何か違う…。

しかも、男性メンバーいないしっ。

「…ダメ」

「ダメって、部長かよ。顧問誰?明日登録行こぉーっと」

「な…何でいきなり?ちーちゃんはテニスか軽音…」

立ち上がると、余裕の笑みを浮かべているちーちゃんに腕を掴まれた。

「いーじゃん、別に。オレの自由だろ…」

う…、ヤバい。

引き寄せられる。





ちーちゃんの手が、私を少しずつ引き寄せる。






「野球…やらないの?」

私の

そんな一言で、

ちーちゃんの笑顔が…一気に崩れた。