メールを見て、戸惑ってる場合じゃない。

とりあえず…

門へ、急げっ!





何があるんだろー。

いつもなら穂積にバイバイ言って帰るけど、

今日は何の挨拶もナシに…

和奏くんの元へと走った。











門まで行くと、

和奏くんがニコニコして待っている。

「あ!結愛ちゃん来た~」

可愛く手を振る姿が愛らしい。




「和奏くん、メール見たっ。急ぎって…何?」

「あぁ、ちょっと試してみた。結愛ちゃんが、オレん事ちゃんと信用してくれてんのかなーって、ね」

えっ!

私、試されたんだ?

なーんだ、走って来たのにぃ。