どうしよう…

このままだと、本当に二人…急接近しちゃうよ。

「いや、そんなんまだわかんねーし。とりあえず、入部が先…」

「でもさっ、初めに約束しとかねぇと。千景くんが好きんなった！いつもそばにいたい」

ぎゃー！

マジでぇ？





穂積、ストレート過ぎるよぉ。





でも、ちーちゃん。

断る…よね？

嫌そーな顔、

してる…よね。







て思ったけど、

ちーちゃんは

少し笑っていた。






…あれ。

ちーちゃん？







その反応に、穂積も期待のカオ。







うそぉ。

ちーちゃん…穂積の事、いいって思った？やっぱり告白されたら、とりあえず嬉しいんだぁ。

フクザツ…。






そしたら。






「あのさー。オレ、男か女かわかんねーようなヤツに興味ねぇから。てか、あんたどっちかっつーと、男？」


げっ！

何てコトを…。

ちーちゃんはいつの間にか、口端上げて笑っていた。

いつもの…意地悪笑顔だぁ。