「お~、いいもんめっけ」

穂積は、私のラックからCDを一枚取り出す。

あ…

それ、ちーちゃんが何年か前、私にくれたおさがりの誕生日プレゼント。

…たくさんある中で、また何でソレなんだろー。






「その曲知ってる?結構いいよ」

「知ってるー!結構どころか、めちゃくちゃいいって。結愛、これ貸して」

えー…

それはマズい。

だって、この曲でちーちゃんと話盛り上がったりしたら…嫌だし。

うーん…って渋ってると。







コンコンッ!







…ん?