ずっと今日の事を考えて
覚悟を決めていた

それなのに
膝の上で組んだ手が
微かに震えている


あなたが部屋に戻ってきたら
伝えなきゃいけないのに


伝えると決めたのに


本当にいいの?と
もう一人の私が頭の中で
ずっと囁いている


本当にいいの?
―――――分からない


話し合ってからでもいいんじゃない?
―――――そうかもしれない



これまで何度、自分に問いかけただろう

いつまでも、答えなんて出なかった


これから…という今だって
やっぱり答えなんて出ない



だって




あなたを愛しているから