Believe【完】

少し震える足を必死に押し出して
あなたの隣に座った


カラカラの喉を頑張って震わせて
あなたに差し出した


その手が震える



「はい。…これ」


「ん?何これ?」


そう言いながら、あなたの手に渡ったモノ






「……見れば分かるよ」







あなたの方を見れない私は
目の前の、何もついていないテレビを見ていた



「もったいぶってんなぁ~?」

顔を見なくても分かる
少し笑った顔で、きっとあなたは
封筒から取り出した


カサっとする、紙の音と共に
あなたが息をのむ音が聞こえた








「……なんで」