それから千鶴と神崎先生は、愛を深めていった。
辛い事とか苦しい事とかいっぱいあった。
けど二人一緒なら、笑って毎日が過ごせた。
とても、幸せな日々だった。
だけど、そんな二人が永遠に別れなくてはいけない事が起こった。
それは、神崎京介の死だった。
神崎先生は自殺。
しかし、それと同時に病気でもあった。
千鶴は自分を責めた。
なぜ自殺したの?
なぜ病気の事話してくれなかったの?
何の力にもなってあげられなかった。
悲しくて悲しくて、枯れることのない涙をいっぱい流した。
お葬式には行けなかった。
行く資格がないと思ったから。
行ってしまったら、神崎先生との永遠の別れが待っているから。