無性に君に逢いたくなって… あたしは人間世界へ向かった。 「どうしたんだよ?」 「何が?」 那津は、いつもと同じだった。 そりゃそうだよね。 違うのは、あたしだけ。 「2日も来なかったじゃん」 「何、心配してくれたんだ?」 「いや、別に。」