そんな、リーダーの言葉に、早瀬倉先生は、形の良い片眉をすぃ、と上げた。
「悪いヤツ?
悪いヤツって、どういう人間だ?
家族が、特殊な仕事をしているだけで、特に校則を破ることなく、真面目に学校に通っているヤツ?
ヒトを守れ、とは言われていては居るのものの。
基本は、途中で辞めた学校生活を、もう一度やり直そうとしているヤツ?
それとも。
確かに過去、集団で走った覚えはあるが。
今後、夜の街で命を落とすヤツが出ねぇコトを祈って、右往左往している間抜けな教師?」
シニカルに言った直斗に、リーダーが拳骨を握った。
「オレたちは、そんな、特殊な事情も家族もない、普通で善良な生徒だ!
あんたたちみたいなヤツらがうろうろしていると、目障りなんだよ!」
「ほほう。普通で、善良!」
リーダーの言葉に、直斗の瞳が、険悪に細まった。
「ヒト目の無い場所を見計らって、クラスメートに手を出し、イジメるお前たちが、普通?」
今度は、集まっている、野次馬の生徒達を見渡した。
「どんな現場に居合わせても、何の手も貸さず。
自分の意見さえ言わず。
ただ見てるだけなやつが、善良の生徒!?」
「悪いヤツ?
悪いヤツって、どういう人間だ?
家族が、特殊な仕事をしているだけで、特に校則を破ることなく、真面目に学校に通っているヤツ?
ヒトを守れ、とは言われていては居るのものの。
基本は、途中で辞めた学校生活を、もう一度やり直そうとしているヤツ?
それとも。
確かに過去、集団で走った覚えはあるが。
今後、夜の街で命を落とすヤツが出ねぇコトを祈って、右往左往している間抜けな教師?」
シニカルに言った直斗に、リーダーが拳骨を握った。
「オレたちは、そんな、特殊な事情も家族もない、普通で善良な生徒だ!
あんたたちみたいなヤツらがうろうろしていると、目障りなんだよ!」
「ほほう。普通で、善良!」
リーダーの言葉に、直斗の瞳が、険悪に細まった。
「ヒト目の無い場所を見計らって、クラスメートに手を出し、イジメるお前たちが、普通?」
今度は、集まっている、野次馬の生徒達を見渡した。
「どんな現場に居合わせても、何の手も貸さず。
自分の意見さえ言わず。
ただ見てるだけなやつが、善良の生徒!?」



