ぎしり。


 二人分の重みに、保健室のベッドがきしんだ。

「あっ……や、だっ……やめて……」

 痛い

 痛いの……っ

 ずきんっ、と。

 まるで、貫かれるような痛みを受けて。

 わたしは、思わず涙目になって、ベッドの上を逃げた。

 けれども。

 先生は、微かに息を荒げたまま、あたしに向かって更に覆いかぶさって来る。

「今日は……逃がさない」

「やぁぁっ!」

 悲鳴にも似たあたしの声は、完全に、無視。

 先生はとうとう、カラダごとあたしにのしかかり、力任せに両手の自由を奪うと。

 血が流れるのを無視して、器具をあたしに押し込んだ。

 何度も

 何度も

 何度も……っ!