『じゃあさ、あたしが圭のこと、幸せにしてあげるよ』 気付けばそんな言葉を呟いてた。 なんか男らしい…そんな言葉を。 『バーカ』 圭はそう言うと、あたしの髪をクシャクシャッと撫でて。 またゆっくりと歩きだしていく。 『なぁ静?』 『ん?』 『今日の日付、覚えとけよ』 『なんでー?』 そう答えた時――― 繋いでいた手をぐいっと引き寄せて。 圭はあたしを抱き寄せながら言った。 『今日をさ。俺らの記念日にすっから』 そう、優しく…言ったの。