『やっぱさ、運命の人ってちゃんといるんだろうな』 そう言って、映画館を出た時に圭がふと足を止めた。 『……うん。いると思うよ』 あたしもそう言って、足を止めた。 たくさんの人が行き交う場所で。 あたし達は立ち止まって。 ジッと……お互いを見つめ合った。 純愛すぎるストーリーな映画を見たばかりなせいか、きっとあたし達は自分達にリンクしてしまってたんだと思う。 運命の人。 そう思って……疑わなかった。