『いってきまーす』 『どこ行くの静菜』 翌日、遊びに行こうとしたあたしをお母さんが玄関先で呼び止めた。 『遥と…遊ぶ約束してるの』 『何で行く気?』 『自転車だよ』 『自転車?危ないでしょ。距離もあるし遠いんだから』 『平気だよ』 『ちょっと待ってて』 そしてそんなやりとりをした後、お母さんは車のキーを片手に家から出て来た。 『お母さんが遊びに連れてってあげるから』 そして、あたしに車に乗るように言ったんだ。