『あのね…』 『ん?』 『キーホルダーのことなんだけど…』 あたしがそう言った時、圭の表情が一瞬だけ曇ったように見えた。 『うん…』 『ほんとはね……捨てたくなんかなかったんだ…』 『えっ!?』 驚いた顔で目を丸くする圭。 『実はね…』 あたしは――― 誤解を生んでしまったあの日のきっかけや原因を… 包み隠さず全て圭に話した。 『でも…どんな理由があっても…あたしが捨てたことには変わりないから。ずっと…謝りたかったんだ…。ごめんなさい』 そして――― ちゃんと圭に謝った。