初対面の人に こんな風に自然に 聞き出せるのは彼しか 持っていないだろう 独特のさりげない 雰囲気のせいだ。 彼はその屈託のない 笑顔で 人の警戒心をいとも簡単に 取り除くことができた。 もちろん 全ての人に、とは いかなかったけれど。 ともかく彼は そんな自分を最大限 生かして 生きてきていたのだった。 今回も上手く言ったはず..。 彼はそのことには 自信があるのに、 何故か心がざわついた。 彼女がなかなか 返事をしないからだろうか、 それとも...